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私の世界観一覧

日常の中で考えていることや、作品に影響のある世界観を文章に書き起こしてしてみました。

~高速道路について~

今回久々に
長距離を高速に乗る機会が訪れました!

距離にして約250キロ弱
時間にして片道3時間弱くらいです。

岡山の西の端(広島との県境)あたりから
大阪の吹田までです。

今回も
高速を「安全」に、「疲労最小限」を目指して実験です。

載っていた車は
アトレーワゴン
(この前オーバーヒートして
エンジン載せ替えたやつであります。)

前回、同様
縛りを勝手に設けてみみました。

~縛り~
その1.追い越さない
その2.左車線を常に走行

結論
帰りの2時間目くらいで
足がだるくて変な感じになります。
あしくびというか、、、
ペダルを適度に踏みっぱなしのせいでしょうか、、、
さすがに、そこだけは
極度に疲弊する模様です。

(そりゃあ
トータル5時間も負担かけりゃあしかたなかろう、、、)

運転中は楽そのものです。
キョロキョロする余裕があり、車降りた時に
老いているようなこともありませんでした。

紛らわしいジャンクションも看板を見て、考えたりする余裕もあります。

結果オーライでした。
普通に運転してたら
しょっちゅう速度の遅い車を追い越しては
また左車線に戻り、また前の車に追いついては
追い越しての繰り返しで、
「遅い車に追いつく度にイライラする」とか
ブレーキ踏んだり加速しないといけないんですが
一台も追い越さなければ、そんなことは皆無です。

高速にのると
毎回思うことがあるんですが
人生に似たところがあるなーと。

全員
目的地が違っていて
ずっと走り続けています。

スピードによって見える景色も
緊張感も違います。

乗ってる車によっても
性能が全く違い、加速がよくて
すごいスピードで他を追い越して先に進むものもいます。

あの車いいなあと思うこともあり
憧れを持ってみたり、遅い車を邪魔だなと思ってみたり。

それぞれ違う場所で降りていき
田舎のさらに細い道に行くものもあれば
大きな都市の混雑する道路に合流するものもいます。

そして
そのゴールは全部違っていて
たどり着くところに優劣があるとは思えません。
降り口の先に
素晴らしいものがあるような気がするだけです。
(なぜなら、運転が人生なら、降りたら終了だから)

早く着こうが、遅く着こうが
他者を追い抜こうが、抜かされようが
車が最新でスピードが出ようが
どれかが特別幸福で素晴らしいという感じには
やっぱり思えません。

緊張感や退屈度合いが多少異なるかもしれませんが
それを追求したとしても、
やっぱりそれほど違わないような気がします。

素晴らしい車に乗っている人は
自分がどれだけ素晴らしい車に乗っているのか
ほとんど自覚できません

時々タンクローリーの後ろについた時だけは
反射して自分の車の姿が映りこんで見えますが、、、

ほとんどは
性能を全て発揮できずに
ノロノロ運転の車に追いついて
持て余してしまいます。

似たような車は
似たようなところを走りたがるので
追い越しても追い越しても、先を走る車が必ずいて
結局は、どんぐりの背比べみたいないな感じになるのも
予測できます。

なんとなくわかるでしょうか、、、
これって人生に似ているなぁと。

どこまで行っても
地球上の道路の上で

特別な場所もなければ

一番端っことか
先とか、そういうものは存在しない、案外とどこも
似たような出口というのか、、、そんな感じです。

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