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Q:表面がカサカサになりまが、なぜですか? |
A:表面の凹凸による光の乱反射が原因です。 |
これは各画材メーカーの、研究者の人に聞けばもっと詳しく解ると思いますが、
簡単にいうと、光がまっすぐ跳ね返ってこないからですね。
具体的には、画面上の乾燥した絵の具の表面には小さな凹凸があり、
そのせいで光がまっすぐ跳ね返らないからツヤがひいて見えるわけです。
つまり、その凹凸をなだらかにしてやれば乱反射が少なくなります。
方法は、溶き油の成分を変えて、絵の具に多めに混ぜてやるとつやのある画面になります。
一般的な溶き油は
揮発性油(テレピン、ペトロール)60%ぐらい
乾性油(ポピーオイル、リンシード)20%ぐらい
樹脂15%ぐらい乾燥剤5%
と言ったところでしょうか。
油壺に溶き油を入れておくと、いつの間にかドロドロと粘ついてきますが、
それは揮発性の油が揮発してしまったためです。
絵の具に混ぜる割合でツヤの具合は異なります。
例えば、
揮発性油だけで描いた画面の表面はつや消しに。
乾性油だけで描いた画面はツヤありに。
(絵の具に多めに混ぜる)
詳しくは下記をご覧下さい。
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