RyujiUenishi

上西竜二の絵画に関する情報を紹介しております。
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◆絵画教室Q&A◆


◆絵を描く上での様々なヒントをまとめてみました。
Q:明暗について教えてください?
A:立体を表現するための秩序や構成と考えてください
明暗とは
文字通り、「明るい 暗い」なんですが、

コレは
一体何に必要なのか?
何故、明暗の変化が絵の中に必要なのか?
と言うところから話をしていくのが
いいかと思います。


そもそも
物が立体的に見えるのは
光が当たっているからで
光が物に当たると影ができます。

この
光と影の微妙な変化を
立体と感じ取っている、もしくは
立体的に見えている というふうに
考えて下さい。

つまり
一色をベタ塗りしたものは
平面的に見えますが

同じ色でも、少し明るいとか少し暗いという変化が
秩序立ってあれば

そこには、模様とは違う「立体」を感じる事が
できると思います。


言い換えると
明るさ暗さの変化を
秩序立って作る事ができれば
そこに立体が生み出せるという感じです
(ここでいう立体というのは、遠近感も含めたものです。)


細かく描かれているのに
立体的に見えないものは
明暗の秩序が、崩れていたり
整っていない状態の可能性が高いでしょう。

例えば、コントラストが強すぎたり
(明暗の差が激し過ぎる)
グラデーションが途切れていたりすることなどです。


写真でも
風景の写真で、木々が重なったところなど

肉眼では、手前と奥が見分けがついて
遠近や立体を感じられるのに、写真では、ほとんど
判別不能だったりします。


これを
絵画は整理して描き分けることで

自然な奥行きを感じられる木々の重なりに
表現することもできます。

(ここに描き手の工夫と
特徴が隠れていたりします。)





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